結婚祝いにケーキを贈る機会、最近本当に増えてきましたよね。
とくにカジュアルな結婚パーティーやごく親しい人たちとのお祝いの場では、ケーキの演出が大切な“思い出づくり”の一つになってきています。
でもその一方で、「ろうそくってそもそも立ててもいいの？」「何本が適切なの？」「間違ったら失礼にならない？」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな悩みをやさしく解決できるよう、結婚祝いケーキに使うろうそくの意味や本数の考え方、おしゃれで気の利いた演出方法までしっかり解説していきます。
基本のマナーから少し変わったアイデアまで、大切なふたりに心を込めた演出ができるヒントがたくさん詰まっています。
ケーキに込める“おめでとう”の気持ちが、きっと相手に届くように。
そんな想いで書いていますので、ぜひ最後までゆっくり読んでみてくださいね。
結婚祝いケーキにろうそくってアリ？ナシ？
結婚祝いケーキの文化・背景
誕生日や記念日などと同じく、結婚祝いにケーキを贈るのは「おめでとう」の気持ちを伝える温かい習慣です。
特に最近では、結婚式の二次会やカジュアルなホームパーティーの場で、華やかな演出としてケーキが登場することも多くなっています。
シンプルなスポンジケーキからフルーツたっぷりのもの、さらには完全オーダーメイドのウェディングケーキまで、スタイルの幅も広がってきています。
また、写真映えやSNS映えを意識して、ケーキとともに「ろうそく演出」や「装飾小物」まで工夫するケースも多く見られます。
その中で「そもそも結婚祝いにろうそくってどうなんだろう？」と迷う方も少なくありません。
誕生日ケーキとの違いに注意
誕生日ケーキでは「年齢＝ろうそくの本数」というのが定番のスタイルですが、結婚祝いの場合はそのような明確な決まりはありません。
むしろ、ろうそくの本数が多すぎると、相手の年齢を連想させたり、「なんだかごちゃごちゃして見える」などの印象を与えることもあります。
そのため、結婚祝いでは“意味や想いを込めて本数を選ぶ”というスタイルが好まれる傾向にあります。
シンプルな中にもセンスと気遣いが感じられると、より喜んでもらえる可能性が高くなりますよ。
ろうそくを立てる意味とは？
ろうそくには古くから「火を灯すことで祝福や希望、未来を照らす」という意味があります。
特に結婚という人生の節目においては、新しい人生のスタートを象徴する“灯り”として、ろうそくはぴったりのアイテムです。
また、ろうそくの灯りには心を落ち着かせる効果もあり、静かな祝福の空気を演出するアイテムとしても活用されています。
結婚祝いにろうそくを取り入れることは、「ふたりの未来を明るく照らしてね」という心からの願いを込めた素敵なメッセージにもなるのです。
ですので、形式にとらわれすぎず、「伝えたい想い」をベースに自由なスタイルで演出してOKですよ。
ケーキ選びで意識したいポイント
味・見た目・サイズの選び方
まずは、贈る相手やふたりの好みに寄り添うことが大切です。
甘さ控えめやフルーツたっぷりのタイプは、男女問わず幅広い年齢層に好まれやすく、安心感のある選択肢です。
甘党の新郎新婦にはチョコレート系やチーズケーキ系も喜ばれますし、見た目の華やかさを重視するならカラフルなフルーツタルトやドリップケーキなども人気です。
サイズ選びも重要なポイントです。
大人数が集まる場であればホールタイプが適していますし、少人数ならカットケーキの盛り合わせにして、いろいろな味を楽しんでもらうのも素敵です。
また、あえてミニサイズのケーキを複数用意して“選ぶ楽しさ”を提供するのも、演出のひとつとして効果的ですよ。
手作り？市販？オーダー？タイプ別メリット
- 手作りケーキ：温かみがあり、気持ちが伝わりやすい。家庭的で優しい印象を与えることができます。
- 市販ケーキ：手軽で失敗が少ない。特に急ぎの場面や味の安定感を求めるときに安心。
- オーダーケーキ：デザイン重視＆特別感あり。名前や日付、好きなモチーフを入れてオリジナリティを出せます。
予算や時間、贈るシチュエーションに合わせて、無理のない範囲で選ぶことが大切です。
どのタイプを選んでも、“祝いたい気持ち”が伝わることが一番のポイントです。
ろうそくが映えるケーキの種類とは？
ろうそくを使うなら、見た目のバランスや光の映え方も考えてケーキを選ぶとより印象的です。
白やパステルカラーのケーキは、炎のやわらかい光が引き立ち、写真を撮ったときにも美しく仕上がります。
また、生クリーム系やフルーツがふんだんにのったケーキは明るく華やかな印象を与え、ろうそくとの相性も抜群です。
最近では、金箔やエディブルフラワー（食べられる花）をあしらったデザイン性の高いケーキも注目されています。
装飾とろうそくの色味に統一感を持たせると、より洗練された演出になりますよ。
結婚祝いのろうそくの本数｜どう考える？
年齢や結婚年数に合わせる考え方
ろうそくの本数を決める方法として、相手の年齢や結婚年数に合わせるという考え方があります。
たとえば「結婚1年目だから1本」「5年目だから5本」など、お祝いの年数にリンクさせることで、意味のある演出ができます。
また、新郎新婦がまだ若いカップルであれば、年齢をモチーフにした本数も取り入れやすいかもしれません。
とはいえ、あまりに多すぎる本数を立ててしまうと、年齢を連想させてしまい、気にする方もいるかもしれません。
特に新婦の年齢に触れることに繊細なケースもあるため、年齢を強調するような演出は避けるのが無難です。
結婚年数に関連づける場合は「1本＝1年」のようにシンプルでわかりやすく、誰から見ても納得感のある設定にすると、好感度が高くなりますよ。
一般的な本数の目安は？
結婚祝いのケーキに立てるろうそくの本数には、実は明確なルールはありません。
そのため、自由に考えてよい反面、相手への配慮やセンスが問われる部分でもあります。
多くの人が選ぶのは、1本から3本程度の控えめな本数。
これくらいなら見た目もすっきりしていて、写真映えもよく、お祝いの雰囲気がきちんと伝わります。
また、数字に意味を込めることもできるので、「1本＝出発」「2本＝ふたり」「3本＝家族のはじまり」といったポジティブな解釈ができる数字を選ぶのもおすすめです。
本数に迷ったときの無難な選び方
「本数を決めるのが難しい…」という場合は、意味が込めやすく、どんな相手にも喜ばれやすい本数を選ぶのが安心です。
特に人気なのは、「1本だけ」または「3本」の演出。
1本だけのろうそくには、「新たな人生のスタートをともに歩み始める」というシンボル的な意味があり、シンプルながら強い想いがこもります。
一方で3本のろうそくは、「愛」「笑顔」「希望」など3つのテーマを込めたり、“ふたり＋これからの未来”という考え方で演出することもできます。
どうしても迷ったときは、控えめな本数でセンスを感じさせる方が、失敗が少なく、喜ばれる傾向にありますよ。
お祝いの気持ちが伝わる！本数の演出アイデア集
「1本だけ」に込める意味
「これから始まるふたりの人生」を1本のろうそくで表現するというアイデアは、シンプルながら非常に奥深い意味を持っています。
1本の火には「新しいスタート」「希望」「未来へと続く道」といった明るい象徴があり、ふたりのこれからの人生が光に満ちたものであるよう願いが込められます。
また、1本だけという控えめさが、かえって品の良さやセンスの良さを感じさせるポイントにもなります。
小さなケーキやミニサイズのデコレーションにも映えるため、「さりげないのに心に残る」演出として人気です。
夫婦の未来を数字で表現する演出
「未来の記念日」や「入籍日」など、ふたりにまつわる数字をろうそくの本数に反映させる方法は、ユニークかつパーソナルな演出として人気が高まっています。
たとえば、「5月5日入籍」なら5本、「令和5年に結婚」なら5本など、“ふたりにとって特別な数字”を選ぶことで、オリジナル感がグッとアップします。
さらに、「3本＝3月挙式」「2本＝2人の誓い」など、数字に意味を込めて会話のきっかけにもなるような仕掛けにするのもおすすめです。
演出の中にエピソードを潜ませることで、受け取る側もより心に残りやすくなりますよ。
奇数・偶数へのこだわりで印象アップ
昔から奇数は「割れない数」として縁起が良いとされており、結婚祝いやお祝い事では特に好まれる傾向があります。
3本、5本、7本といった奇数はバランスも取りやすく、見た目にもスタイリッシュな印象を与えることができます。
一方で、偶数は「2＝ふたり」「4＝永遠（読み方を変えて）」など、意味を込めれば十分ポジティブな演出にできます。
大切なのは、相手の価値観や文化的な感覚にも配慮しつつ、“自分らしさ”を出すこと。
演出に正解はありませんが、意味づけとビジュアルのバランスを意識するとより素敵な仕上がりになります。
ろうそく＋小物の組み合わせ例
ろうそくだけでは少し物足りない…という場合は、ちょっとした小物をプラスするだけで華やかさがぐんとアップします。
たとえば、ろうそくのまわりに小さなお花を添えるだけでも、自然でやさしい雰囲気になりますし、 メッセージカードやミニガーランド、キラキラのピックなどを使えば、パーティー感が出て特別感がアップします。
また、ろうそくと装飾小物の色をテーマカラーで統一すると、よりおしゃれにまとまります。 ナチュラル系、クラシック系、ポップ系など、雰囲気に合わせてアレンジしてみてくださいね。
細部まで気を配った演出は、それだけで“想いの深さ”が伝わる大切な要素になります。
気をつけたいNG演出・マナー
本数が多すぎるとどう思われる？
ろうそくの本数があまりにも多いと、相手の年齢を意識させてしまったり、「こんなに立ててどうするの？」といった驚きや戸惑いを招く場合もあります。
また、ケーキ自体のサイズとのバランスが崩れ、“ケーキよりもろうそくの印象が強くなってしまう”という本末転倒な見た目になってしまうことも。
火を灯すとさらに炎が強くなり、「燃えそう」「熱そう」といった印象を与えてしまう可能性もあり、見た目の美しさや安全面の観点からも注意が必要です。
お祝いの気持ちが裏目に出てしまわないよう、控えめな本数でスマートに演出するのが理想的です。
新郎新婦の宗教・文化的配慮
宗教や信仰の違いによっては、“火を使う演出”そのものが適していないケースもあります。
たとえば、火を神聖なものと捉える文化もあれば、逆に避けるべきものとされる宗教も存在します。
また、ろうそくを使うことに対して個人的なトラウマや好みの違いがある方もいるかもしれません。
事前に新郎新婦の好みや価値観をリサーチしておくことで、より配慮の行き届いた演出が可能になります。
難しいようであれば、「ろうそくは控えて、別のアイテムで演出する」という選択肢を持っておくと安心です。
ケーキの種類・場所による注意点
ケーキの種類によっては、ろうそくが立てづらかったり、装飾との相性が悪くなってしまうこともあります。
たとえば、柔らかいムース系やティラミスなどは重さに耐えきれず、ろうそくが斜めになってしまう可能性も。
また、屋外や風の強い場所では火がすぐに消えてしまったり、周囲への安全性に配慮が必要になります。
特にテラスやガーデンなどの開放的な空間では、火を使わないLEDキャンドルなどを代用するのも良い選択です。
さらに、和菓子や小さなスイーツなどにはそもそもろうそくが合わないこともあるため、ケーキの種類や会場の雰囲気に合わせて柔軟に判断することが大切です。
ろうそくを使えない時の代替アイデア5選
火を使わずに、見た目にも華やかでお祝い感のある演出を取り入れたい場合には、以下のようなアイデアがおすすめです。
特に屋外の会場や、小さなお子さんがいるシーンでも安心して取り入れることができます。
- ケーキトッパーやプレートで華やかに
ケーキの上に立てる装飾として人気のケーキトッパーは、「Happy Wedding」や「Congrats」などの文字入りデザインが豊富です。ウッド素材やアクリルタイプなど、ナチュラル系からゴージャス系まで選べるので、テーマに合わせてカスタマイズが可能です。 - メッセージカード付きの飾りつけ
一言メッセージを書いたカードを小さなフラッグ型にして飾るだけで、温かみのある演出になります。手書きのメッセージがあるだけで、ぐっと心に響きますよ。 - スパークキャンドルで瞬間だけ華やかに
火を使うけれど短時間で燃え尽きるスパークキャンドル（手持ち花火のような演出用）は、一瞬の華やかさを演出するのにぴったり。点火するタイミングを計って、写真や動画撮影と合わせれば印象的なシーンになります。 - お花やリボンで装飾する
生花やドライフラワー、リボンなどでケーキ全体を包むようにデコレーションする方法。色合いを統一すると洗練された印象になりますし、ナチュラルで優しい雰囲気が演出できます。 - プチギフトを一緒に添える
ケーキに添える形で、小さなギフトボックスやお菓子、ミニキャンドルなどをセットで用意するのもおすすめです。「おめでとう」の気持ちを形にして贈ることで、より記憶に残るプレゼントになります。
これらのアイデアは、火を使わずに安全かつ華やかな雰囲気を作りたいときにぴったりの工夫ばかりです。演出のテーマや贈る相手の雰囲気に合わせて、ぜひ楽しみながら選んでみてくださいね。
SNSで話題！ろうそく演出の事例紹介
最近ではInstagramやPinterestでも「お祝いケーキのアイデア」が多数シェアされています。
「数字の形のろうそく」や「名前入りキャンドル」といった、個性的でセンスの光る演出例が多く、見ているだけでも参考になります。
たとえば「LOVE」や「HAPPY」などのアルファベット型キャンドルを並べた演出や、ゴールドやシルバーなどのカラーキャンドルを使って高級感を演出する方法も注目されています。
また、最近では「LEDキャンドル×生花」のように、火を使わずに光の演出を取り入れるアイデアや、キャンドルスタンドに名前やメッセージを刻印するカスタムサービスも増えており、自分たちらしさを表現する演出として人気です。
こうしたSNS投稿を参考にすると、「真似したい！」と思える演出に出会えるかもしれませんね。
実際に喜ばれた体験談・口コミ
「1本だけのろうそくにメッセージを添えたら涙を浮かべて喜んでくれました」
「数字キャンドルで入籍日を表現したら、ゲストにも好評でした」
「新郎新婦のイニシャルをかたどったキャンドルを使ったら、写真映えも抜群で記念に残りました」
「サプライズでLEDキャンドルを並べて照明を落としたら、幻想的な雰囲気に歓声が上がりました」
など、シンプルな演出でも想いが伝わることがわかります。
「華やかだけどやりすぎない」そんな絶妙なバランスが、ゲストや主役に心地よく響くようです。
ケーキ以外にも使える！ろうそくの結婚祝いアイデア
ケーキに立てる演出だけでなく、キャンドルそのものを“ギフト”として贈るアイデアもとても人気です。
特に最近は、おしゃれで実用的なキャンドルアイテムが豊富にあり、インテリアやリラックスアイテムとしても重宝されることから、結婚祝いにもぴったりのギフトになっています。
以下のようなタイプが人気です：
- 名前や記念日、イニシャルなどを刻印したオリジナルキャンドルは、完全オーダーメイドで特別感たっぷり。
- 香り付きのアロマキャンドルは、おうち時間を充実させてくれる癒しアイテム。ペアで贈れば「ふたりの時間を楽しんでね」というメッセージにもなります。
- 木製の台座や蓋付き容器を使ったウッドキャンドルスタンドは、メッセージやモチーフをあしらえるデザインもあり、ナチュラルな雰囲気が魅力です。
- シンプルなガラス容器入りのボタニカルキャンドルも人気で、見た目が華やかなので贈り物としても華があります。
また、キャンドルに“感謝のメッセージ”や“未来への願い”をそっと添えることで、心に残る贈り物に仕上がります。
実用性＋装飾性を兼ね備えたキャンドルは、贈る相手の好みに合わせて選べる自由度の高さも魅力です。
お祝いの気持ちを“かたち”にして届けられるアイテムとして、ケーキにプラスして贈ってみてはいかがでしょうか？
プロに聞いた！ケーキ演出で気をつけたいポイント
ケーキ屋さんやプランナーさんに相談すると、演出アイデアや注意点を教えてもらえることも。
たとえば、どんなケーキにどんなろうそくが映えるか、どのタイミングで火を灯すとより盛り上がるかなど、現場で多くの演出を見てきたプロならではの視点がもらえるのは心強いですよね。
「ろうそくは〇分以内に消しましょう」「火を使う際はトレーを敷いてください」「テーブルクロスの素材によっては引火の可能性があるので注意が必要です」など、細かいけれど安全性や印象に関わる大切なアドバイスもたくさんあります。
また、写真映えを意識するなら「背景に何色を持ってくるとキャンドルが映えるか」「照明を少し落として火の揺らぎを見せる演出が効果的です」など、プロのアドバイスは演出をワンランクアップさせてくれます。
迷ったときは、まずケーキ屋さんやプランナーさんに一言相談してみるのがおすすめです。きっと、自分では気づけなかった視点や、失敗を防ぐポイントを教えてくれるはずですよ。
まとめ｜ろうそくの本数に正解はない！気持ちを込めた演出を
結婚祝いケーキにろうそくを立てるかどうか、またその本数をいくつにするかについて、これが絶対に正しいという明確な答えはありません。
形式や決まりに縛られることなく、お祝いする相手の気持ちや関係性、そしてシーンの雰囲気に合わせて柔軟に考えることが大切です。
たとえばシンプルな1本のろうそくでも、そこに込めた想いや意味合い次第で、深く心に響く演出にすることができます。
また、火を使わずにキャンドルの代わりになるアイデアや、文字入りトッパー、花の装飾などを取り入れれば、安全面にも配慮しながら素敵な演出が叶います。
「この人に喜んでもらいたい」「忘れられない思い出にしてほしい」——そんな純粋な気持ちこそが、どんな演出よりも大きなプレゼントになります。
無理せず、自分らしく、そして相手らしく。“ふたりの門出を彩るための心を込めた工夫”を楽しみながら選んでみてくださいね。
祝福の気持ちがしっかりと伝わり、笑顔があふれる素敵なひとときになりますように…♡
